不妊治療のはなし その②(多嚢胞性卵胞症候群~タイミング法~バセドウ病発症)

不妊治療

前の記事はこちら⇒「不妊治療のはなし①」

36歳 結婚

36歳の時、ひょんなご縁で結婚し沖縄に移住しました。
この時点で夫婦ともに36歳でしたが、結婚後すぐに積極的な妊活をせず、のほほ~んと1年以上経ってから、そろそろ子供作ろうか〜と話し始めました(遅っ!)

37歳 妊活始動!多嚢胞卵巣症候群の診断

いざ妊活!再度排卵の状態を調べてもらおうと産婦人科へ。
これまでの経緯(無排卵月経)を話し、まずは排卵が起きているかを確認するために基礎体温をつけることに。結果、基礎体温は2層にならずデコボコ、、、エコー検査・血液検査の結果も併せ、多嚢胞性卵巣症候群の疑いと診断され、積極的に不妊治療をすることになりました。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは、簡単に言うと卵胞が育ちにくく、排卵しにくくなる病気です。正常であれば1個の卵胞が成長して排卵がおきるところが、多嚢胞性卵巣症候群では、発育が途中で止まった小さな卵胞が卵巣内にたくさんとどまってしまい、十分な大きさに育たず排卵が起こりにくいため、無月経生理不順の症状が出ます。

その他の症状として、「毛深くなる」「ニキビができる」「肥満」などの症状があらわれることがあるそうですが、私の場合はそれらのどれも出ていませんでした。

排卵が正常に起きていないことが明らかになったため、排卵誘発剤を使って排卵のチャンスを増やす治療を開始することになりました。

排卵誘発剤+タイミング法

最初のステップとして、排卵誘発剤をつかったうえで、タイミング法を試すことに。

  1. 生理5日目から5日間排卵誘発剤(クロミッド)を飲む
  2. 卵胞が育つのを都度エコー検査でチェック←ここで頻繁に通院が必要
  3. 卵胞が十分な大きさ(18㎜程度)まで育ったら排卵させるhCG注射を打つ
  4. 注射後36時間後に排卵がおこるので、タイミングをとる
  5. 生理来ちゃうかな~どうかな~とドキドキしながら待つ

これの繰り返しです。
事前に調べて覚悟していたけれど、不妊治療って本当にちょこちょこ病院に通わないといけない
卵胞を薬で育てながら、都度大きさをチェックしてもらいに行くんですが、
あと少しかな、明日また来て!」とか、「あさって来てね!」とかの繰り返し。
その頃の私の仕事は、時間の融通が利く在宅ライター&午後からのパートだったので病院に通いやすかったのですが、フルタイムの仕事をしながらの妊活の場合はとても精神的・肉体的負担が大きいと思います。

卵胞は決まった速度で育つわけではないので、hCG注射を打てると見込んだ日に検査に行っても「あまり育ってないね~。じゃ、3日後に来て」そして3日後に行くと、急に育ったのか「あれ?なくなってる!排卵しちゃったね~。」なんてこともありました。
薬が効かず、卵胞が育たないままリセットした周期もあり、排卵誘発剤を使っても、毎周期タイミングをとるところまでたどりつけないことも往々にしてあります。

問題は、排卵誘発剤「クロミッド」は長期間使用すると、卵巣が慣れてしまい効果がでなくなってしまう場合があるということ。
「期限が迫った高齢妊活」の立場としては、クロミッドを飲んだ周期にタイミングをとるところまでたどり着けなかった時の”ムダ打ちしちゃった”感が結構辛かった。「あ~また1周期無駄にしてしまった…」的な。

さらに、何周期も連続して服用すると頸管粘液の減少・子宮内膜が薄くなる等の副作用の発生頻度が高くなるそうで、先生からは3回タイミング法を試して効果がなければ、年齢的にも次のステップ(人工授精など)を検討したほうが良いのではと言われました。

結局、hCG注射までたどり着いたのは2周期でしたが、妊娠には至らずでした。
あと1回タイミング方を試したら人工授精にステップアップするかと考えていた矢先、期せずして妊活を中断せざるを得ないことが起きてしまいます。ガビーン( ゚Д゚)

私、「バセドウ病」になっちゃったんです。(T_T) どうなる?!妊活!

⇒次回「不妊治療のはなし③(バセドウ病~不妊治療再開~人工授精)」に続く

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