37歳 体に異変!バセドウ病になり妊活停止
思い返せば、不妊治療を開始した頃から異変が始まっていました。
①手の震え
最初に気づいたのは歯磨きの時。歯ブラシに歯磨き粉をつけようとすると、手が震えて狙いが定まらない!
さらに。当時字をたくさん書く仕事をしていたのですが、なんだか最近綺麗に書けない。手がガクガクする。小さな欄に書く時は特に集中しないと欄外にはみ出してしまう。
②動悸
ふと意識すると「あれ??自分の心臓の音って こんなに聞こえてたっけ?」と思う瞬間が1日に何度も。
特に夜ベッドに横になった後、ドクドク心臓の音がずっと体の中に響いていて、前からこんなだったかな〜、なんて思っていました。
③異常な食欲&どんどん痩せる
まず、朝起きた時点で腹ペコ!朝からどんぶりご飯を食べてもすぐまたお腹が空き、おやつに食パンをかじり続け、気づけば1斤食べちゃうとか。
夜も旦那がすごいね〜と引くほど食べ、ベッドに横になっても「あーお腹すいてきちゃったな〜。明日起きたらあれを食べたいな〜」なんて考えてました。
ところが。こんなに食べてるのに、痩せるんです!
体重計に乗るたびに「あれ?減ってる。」 …で、気づけば5~6キロ痩せていました。
今思えば、おい!やばすぎだろ!気づけよ!って感じですが、
当時の私は
「最近ますます食欲旺盛だわーー。でもなんか痩せててラッキー^_^痩せモード突入??」
なんて思ってました。
④少し運動するとバテバテ
親戚の子供と海に行ったら、浮輪でちょっとプカプカするだけで息が切れて体が動かない!私こんなにスタミナなかったっけ?と思いました。
⑤肌荒れ&髪質の変化
顎から首にかけてブツブツがたくさんでき、肌荒れがひどくなりました。髪も急にパサパサになり、「加齢のせいかしら。やーねー」なんて思っていました。
⑥足も震え出す
椅子に座ると貧乏ゆすりのように足が小刻みに震えて、職場の人にも「震えてない?」と指摘されるほどに。
⑦精神不安定
後で調べると、バセドウ病は精神症状も出ることが多く、うつ病や更年期障害と間違えられることがよくあるのだそう。思い返せば私も当時、些細なことでイライラしたり不安になったりしていました。主人とも険悪になることが多く、1人の時間に突然悲しくなって泣くことが何度もありました。
以上!今思えば、明らかにおかしいでしょ!と思うのですが。当時の私は気づかなかったんです。震えや動機に時々違和感を感じながらも、普段の生活でしんどいことが何も無かったため、放置して病気を進行させてしまっていました。
あの時の私に伝えたい!早く病院行けー!
病気発覚の経緯
初期症状が出ながらも不妊治療を続けていた私。手足の震えが酷くなってきたのが気になり、2回目の排卵誘発剤をもらいに行った時、先生に
「不妊治療のホルモン剤の副作用で手が震えたりすることはありますか?」と質問すると、
それは考えにくい。手の震えって、脳かもしれないから、
酷くなるならちゃんと調べた方がいいよ。
「の、、脳!?」ちょっとドキッとしました。
診察後、待合室で悶々としていた私。そこへ、1人の看護師さんが診察室から出てきて声をかけてくれました。
あなた、甲状腺の病気かもしれないよ。病院に行った方がいいよ。
なんとその看護師さん、大ビンゴ!!!だったのです。
脳…甲状腺……。先生と看護師さんに言われたことが気になりつつ過ごし、
2日後の夜。旦那と些細なことで喧嘩して、険悪なムードのまま就寝。
ネガティブなことが頭をぐるぐる周り、胸がどんどんドキドキしてきて…体の震えが止まらなくなってしまいました。
横で寝ている旦那も「なに??」となり、
「最近なぜか手足の震えが止まらない、婦人科で脳かもって言われた」
と話すと、
やべえ!病院いこう!
夜中に救急で病院に行きました。
そして診断されたのが
「バセドウ病」。甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。
お医者さんからはホルモンの数値が落ち着くまで、妊娠はできないと言われてしまいました。
かなり数値が高かったため、心臓への負担を考慮して激しい運動は避けるように言われました。
この時点で37歳…どうなる妊活。
38歳 バセドウ病の数値が落ち着き、妊活再開
甲状腺ホルモンの値が正常値に落ち着くまで、1年ほどかかりました。
幸い飲み薬が体に合い、副作用を感じることもなく、飲み始めてすぐに諸々の症状は落ち着いていきました。
最初1日6錠飲んでいた薬を徐々に減らし、1年後には2日に1錠でよくなりました。血液検査の数値も落ち着いたため、妊活を再開してもよいと先生に言われました。
私が飲んでいた薬は、服用しながら妊娠・授乳しても問題はなく、逆に妊娠中もちゃんと薬で甲状腺ホルモンの値をコントロールしておくことが大切だと言われました。
予期せぬ病でまた1つ歳をとってしまったものの、晴れて妊活OKをもらい、不妊治療を再開しました!
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